ヨガ教室をはじめて10年目の年に入りました。ヨガを体験してからは20年。ヨガは「肩こり解消に良い」という知識からはじまり、20年を経て「ヨガは生き方」に変化いたしました。そして、今その経験をヨガ教室でお伝えする機会に恵まれ幸せです。
ヨガをやる前の私は、今思うと死んでいました。例えると、冷たく麻痺し完全に自分自身から切り離れていました。自分の体をどのように養い、扱えばよいかわからなかったのです。
私と体の関係が築けず、自分の体の存在を忘れてしまった様に自分自身の面倒を見ることを忘れてしまっていました。
しかし、ヨガを通じて「体と和解し、自分の体が再び機能し始める」経験をしました。
それによって心の反応も変化し、体と心がつながり、そして自己受容、自己信頼へとつながったことを確信しています。
この経験が私のヨガの原点になっています。
自分の体の感覚、呼吸を通して自分に気づき「今、この瞬間」を経験することを大切にしています。さらに自分が心地良いところを自分で選択し、自分が下したその決断と、自分自身の内側からやってくる情報を信頼し安心感を持って心身へ効果的に働きかけるヨガとなりました。
はじめの頃は「自分には何が足りないか」を常に考えていましたが、ここ数年は「何が余分か」を考えるようになり、余分な物を削ぎ落とした後の物を大切に磨き上げて、次に繋げて行きたいと思います。
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