年に3−4回は自転車にテントを積んで旅にでます。
最低限の荷物で日々を過ごす数週間は心身共にリセットされます。
自転車のスピードは景色を眺める余裕があり、植物の香りや音、空
気を肌で感じることができ、五感が刺激される。
雨もあれば雪もあり、風もあり、じりじりとした太陽もある。
続く登り坂に下り坂。
お天気や山を越えなくてはならない時は、自分と向き合う時。
自然には逆らえない事を知ると自分のエゴさえもスルスルと抜けていく様です。
こんな日々が1週間経った時は自分がただの地球上の「生き物」の1つという感覚にもなります。
今回の夏の旅は、大雨続き。
少し雲の隙間から青空が覗くと、とてつもなく嬉しい。
青空一つでこんなに喜べるとは、感情も感覚もとてもシンプルになります。
そして、体。
自転車を漕ぐエネルギーは自分が食べた物。
登り坂はカーッと体が熱くなる。自分の内側から熱が作り出されるのがわかります。たとえ真冬でも。
旅に出るまで、エアコンで体は冷え切り、脚がむくんで動きづらい状態でした。それが、旅を続けている間にはスッキリ。
自然によって暖められたり、冷やされる体はとても調子が良いものです。
こんな、タフな旅すが、ヨガ以外のもう一つの「自分と向き合う」手段として、そしてシンプルな感覚を呼び覚ます手段として、体力が持つまでもう少し続きそうです。
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