人は、みんな唯一無二の存在で自分と同じ人は一人としていないのです。
20代、30代前半の頃は人生に迷っていました。
何をしてもうまく行かず、自分がどう生きて良いかわからず、どうすれば、幸せになるか探し求め、何かを必至に変えようとしていたものです。
30歳の頃、「姉は結婚して子供ができて勝ちの人生、妹(私)はまだ独身で負けの人生、姉妹でも全く違うんだな」と言われた事があります。人生に迷っている最中、ズバリ、「負けの人生」、と止めを刺された気持ちでした。
「まだこの先わからないもの」と言い返すのが精一杯。
そんな「負けの人生」を引きずり数年過ごしていましたが、ある時から気にしなくなりました。ある時から、迷いなくただ今の幸せを感じて生きているのに気がつきました。
人と比較しないヨーガが好きです。
誰かのためでもなく、見せるためでもなく、自分の為にヨーガをするからです。人それぞれ骨格も柔軟性も感じ方も違います。比べようがないのです。
比べずに、ただ自分の内側を見て、自分が何をするべきか、自分がどうすれば幸せを感じるか、また心地よいと感じるかを求めていくと、軸のようなものと共に充実感、満足感が出て、今の自分の現状に感謝の気持ちさえ出てきました。そうすると、私の人生が負けなのか勝ちなのかも気にしなくなりました。
ただ、自身を向上させる為に比べる事は時には自分の立ち位置を把握する手段でもあるようです。そこに優劣が加わると幸せの基準が逸れてしまいます。
日々の生活は誰かと比べられる事がよくあります。しかし、自分の軸を持ちブレない自分、良い悪い、勝ち負け、優劣を比較しない生き方をヨーガで学びました。
人から見たら大した人生ではないかもしれないけれども、誰とも比べず、負けているとも思わず、勝ちたいとも思わず、私はただ、今の自分の人生をエンジョイしています。
全ての人生が幸せでありますように。
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